★ 正十二面体★
正五角形12面に囲まれた立体。 辺の数:30本。 頂点の数:20個。
コレですよ、これ!!ワタシの一番のお気に入り展開図です!!
なんて美しくて合理的で麗しいのかしら、自画自賛だけど、ずっと眺めていたいわ・・・・。
ずっと昔から疑問だったのですが、どの専門書を読んでも、正12面体の展開図って、
【5角形のまわりに、5角形が5つ、それが2つ。】
ていう、お花が2つ咲いてる図なんです。
でもね、ソレってとっても描きにくいんです。
ワタシ、基本的には手描きなんですよ、最初は手で描かないと理解できないんです。でもね、
【5角形のお花が2つ】って、コンパスと三角定規じゃ描けないんですよ、
いや、描けなくないかもしれないんですけど、なんか絶望的な気分になっちゃって手が動かなくなるんです。
でも、12面体の展開図を描きたい・・・。
で、ある時、ひらめいたんです!
「そうか、36度だ!平行線だ!五芒星だ!!コレで描ける!!作れるぅぅううう!!!!!」
そのときノートに一心不乱で描いた図を復元したのが、上の図です。
と、言うわけで、熱くなってしまいましたが、自慢の展開図なのでした。分度器も使いましたけど。
次は、組立図です。
しかしですね、展開図として美しいのと、組立図として立体製作がしやすいのとは、イコールじゃないのですね。
ちょっとサビシイことに。
そんなわけなので、組立図は2種類ご用意いたしました。
1つ目のほうが、難しいです。うそは言いません。
お花のほうが、簡単です。お花2つに分割しちゃったし。
どちらにしても、耳たぶのカドが丸くなっているところを、最後に折りこんで組み立てて下さい。
プリンター、A4用紙(厚めだとさらに良い)、はさみ、またはカッター&カッティングボード。
★作り方★
(1)図をクリックすると別ウィンドウでA4サイズのpdfファイルが開くので、印刷します。
(2)黒い太線に沿って、切ります。
(3)細線はすべて山折りにします。
(4)グレーの部分は、みみです。タブです。耳たぶです。
耳タブをすべて内側に入れ込むようにして、組み立てて、完成です。
普通紙でも、充分にしっかり自立するほどの立体ができるはずです。
それでも強度が心配な場合は、セロテープ等で補強しても良いでしょう。